家系図作りは何のためにするのか? ~ご先祖様とのつながりを感じて、今の自分の行動を変える~
家系図作りは、奥深い作業です。
「定年後に家系図を作り始め、一族史を執筆した」といった方の話も珍しくありません。
戸籍謄本を収集しての幕末までの家系図作り、地域誌の読み込み、親族や遠戚へのインタビューなど……突き詰めていこうとすればできてしまうくらいの深さがあります。
しかし、逆に言えば家系図作りは止め時が分かりにくい作業ともいえます。
もちろん、家系図作りに夢中になるのは素晴らしいことですが、一番大切なことは、家系図作りを通してあなたの行動が変わっていくことにあります。
例えば、ご先祖様への感謝を感じて、祖父母や両親に優しく接するようにしたり、元気なうちに大切な話(家族の歴史や愛情のことなど)をしておく、といったことがあります。
自分がやるべきことや使命感に目覚めるのも、そのひとつでしょう。
ご先祖様を知ることであなたの行動が変わっていき、あなたがあなたらしく生きていくことが、一番のご先祖様への恩返しになるのです。
人によって家系図作りの目的はさまざまですが、家系図作りの一番の役割はこの点にあります。
家系図を作るときには、ぜひこの点を意識していただきたいです。
家系図作りで知ったご先祖様の生き様や家系の特徴などは、ぜひ自分なりにまとめてみたり、家訓にして残すことをおすすめします。
そうすることで、子どもたちや孫に伝わっていきやすくなります。
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